桜切る馬鹿 梅切らぬ馬鹿

それってもしかして私のこと?

俳句(&川柳&短歌&狂歌)手帳

俳句手帳 しまうと忘れ 出したまま  

   置き場所忘れ またまた探す 

           てれんぱれん

左〙 夏井いつき『夏井いつき、俳句を旅する』悟空出版 2022.3.24

右〙 夏井いつき『瓢箪から人生』小学館  2022.8.8

昨年の12月に家の大掃除をしました。そのときに、それまで徒然に俳句や川柳や短歌や狂歌を書き溜めていた俳句手帳と、俳句の勉強に使おうと初めて買った俳句歳時記をどこに置いたのかが分からなくなりました。思い出すたびに探してみるのですが、未だ見つからず。

✧⁠\⁠(⁠>⁠o⁠<⁠)⁠ノ⁠✧

↑の写真は、夏井いつき先生の俳句の感じ方?を知りたく思い、購入した本です。読んでしっかり本棚にしまいます。ただいま読んでいるところですが、わずか17文字にこめられた内容の深さを感じています。私たちはついつい俳句をその作者の境涯と重ねて読んでしまいがちですが、そうしない方がよいのかもしれないといつき先生の鑑賞の仕方を知り思いました。種田山頭火の生涯を考えるとその句は悲惨な状況を詠んだものに思えるような句でも、案外、当の本人には悲壮感はないものなのかもしれないと思うようになりました。

 

例えば、(以下引用)

あるけばかつこういそげばかつこう

            種田山頭火 

山頭火の作品は、その境涯と重ねて読まれがちだ。 (中省略)

が、字面のみを読めばリズミカルで心地よい。何を急いでいるかと呼びかけるような郭公の声。森をわたる爽快な風も感じられて。(引用終わり)

(『夏井いつき、俳句を旅する』p.54)

 

※失くし物の教訓は、「物は、居場所を決めてあげて、何があろうと一日の終わりにはそこにしまう習慣が大事」だということ。

俳句歳時記はとりあえず諦めて、別の俳句教本を購入することに。今後、本類の整理整頓をすることで、俳句手帳と俳句歳時記の行方について再考予定。