壁を撮る人 - 桜切る馬鹿　梅切らぬ馬鹿

NHKドキュメンタリー20min.

壁を撮る人

初回放送日: 2023年1月16日

＃壁を撮る人、として突如ＳＮＳに登場したアスパラさん。正体は明かさず、長崎の街で壁の写真を毎晩投稿。なぜ壁？どんな意味が？謎の人物を探しに行く。語り：前田公輝

たまたま、本当にたまたま、この放送↑を見ました。20代女性のアスパラさんが長崎の街を歩きながら建物の壁を写真に撮り続け、SNSにアップしていて、その写真に共感する人がどんどんフォロワーになって行き、写真集『壁を撮る人』を発売。人気は急上昇し、なぜ、そんなに共感を呼ぶのかを明らかにしていく感じの放送でした。アスパラさんは素敵な女性でした。会社員なので、写真を撮るために歩くのは休みの日。キャノンのコンデジとスマホだけを持ち、街を歩き続ける。素敵な壁を見つけると切り取り方に気をつけながらコンデジで撮影。家でスマホで編集後にSNSにアップ。

壁の傷や欠けやひび、窓の半端な閉じ方などに人を感じて撮影するとの話もあり。切り取り方が肝だと思いました。写真でなければ、その良さは表現できないから写真なのですよね。絵画的でもありデザイン的でもあり。色と光と影とのアートですね。この放送の後、塗装屋さんとのコラボ個展も開き、どんどん進化しています。

ミニマル写真とは、必要な情報を最小限に絞り画面構成して切り取った写真のこと。アスパラさんの写真はこれです。切り取り方や組み合わせででアートになる。

ドキュメンタリー20min.『壁を撮る人』には感動しました。コロナ禍で行動規制がかかる中で、たくさんの人に影響大だったのでしょうね。