養老孟司『バカのものさし』扶桑社文庫 2018.2.10
どこかで聞いた「お前はバカか？」の言葉。「ん？だれか私に何か言った？それってもしかして私のこと？」とついつい反応してしまう私。
「バカ」という言葉に反応しやすい私が読んだおすすめ本です。帯文に「小・中・高生からの切実な質問に笑いと怒りの激回答！」とあるように、子ども達の素朴な疑問にきちんと答える養老先生の回答です。大人からの質問もその回答もあります。おかしな常識に振り回される子どもたちを少しでも減らすため、ぜひ、お子さんと一緒に読んでくださいね。小学生から大人まで(もちろん、独身の方も親ではない方も)、新発見が必ずありますから。頭の中のもやもやがスッキリ整理されて気持ち良いです。
「バカ」って言う方がバカなんです！
※この本は、「2011年、イーストプレスより復刻刊行された『バカなおとなにならない脳』を大幅に改訂し、文庫化したもの」で、2018年に発行されました。ワープロという語が使われていたりAIについての記述が古かったり(ChatGPTなど最新AIは出てきません)はあるにしても、「バカのものさし」がいかなるものかについては、よくわかると思います。
