桜切る馬鹿 梅切らぬ馬鹿

それってもしかして私のこと?

アイデンティティーと着物

我思う、ゆえに我あり

       『方法序説デカルト

♪私は私よ、もともとこんなよ♪

高校時に友人が歌っていた歌 作者不詳        

♪僕(私)が僕(私)であるために♪

たくさんの歌のタイトルや歌詞の一部

アイデンティティ」とは、「自分は自分であると自覚すること」「連続性のある自己認識を持つこと」「自分の価値を他者に認められること」などを意味する表現である。わかりやすく言えば、自分が何者であるのかを認識して他者と区別できる状態である。(weblio国語辞典より)

うーむ。。

NHKの『光る君へ』の再放送を観ていたら、主役のまひろ(吉高由里子)さんが、「(代書仕事をする場所だけが)私が私でいられる場所なのに」と怒っていました。平安時代からアイデンティティー感覚を持つ人としてまひろ(紫式部)は描かれているのですね。

 母が大事に保管していた子供用着物

↑の着物は明らかに子供用ですが、なぜか袖が大変短いのです。そして袖の部分だけにしつけがかかっています。想像するには袖を切り短くしたのだろう考えています。なんと呼ぶ着物でしょうか?

ところで、

アンティークとビンテージの違いをご存知でしょうか?私は知らなかったので調べてみました。山正山崎のHPによると、

「アンティーク着物とは、明治時代から大正時代、戦前の昭和初期に出回っていた着物のことを指します。戦後に作られたものは、リサイクル着物や古着、ヴィンテージ、レトロ着物などと呼ばれ、現代の着物とほぼ変わらない色使いや柄になっています。アンティーク着物でしか見られない特徴や魅力を深堀りしていきましょう。」とのことです。(家具では、今から100年以上前に作られたものかどうかがアンティークとビンテージの境目だそうです。)

↑の着物はアンティークなのでしょうか?柄が昭和のはじめっぽい気はしますが、仕立て直したものかもしれないですね。母が大事にしていた着物なので大切に保管しておきたいと思います。

※母は若い時代を戦時下で過ごしたそうです。昔の人は、家で着物の着方を覚えて和裁なども親からも教わったのですよね。女学校でも教わったかもしれないけれど。戦争は私達から殆どの物を奪うと感じています。

美どり和裁 和裁の知識〜こどもの着物

  2024.1.21 7時頃 今日も雨