最後はお前(村上)で勝つんだ
これは、メキシコ戦で最後に村上選手が逆転サヨナラ打を打つまで、それまでチームの4番を任されているにも関わらず不調でなかなか打てない村上選手に栗山監督が声掛けし続けた言葉だそうです。村上選手の力を信じている栗山監督のお人柄がよく表れた言葉ですね。栗山監督は選手たちそれぞれの力をよく知っていて最後まで信じていらしたのですね。だから選手たちもチームの仲間の力を信じていられたように思います。
野球にあまり詳しくない私ですが、WBCを機にネットニュースを拾い読みしました。そこで、心に残った記事といいますか選手の言葉を紹介しておきたいと思います。
一人目はWBC打点王に選ばれた吉田正尚選手、二人目は打撃の天才と言われる近藤健介選手についての記事です。
吉田選手の言葉は、「自分のように体が小さくても自分に合ったトレーニングを積めば大丈夫。体の小ささは野球選手として大したことじゃない。」というものです。(たぶん、こんな内容です。)吉田選手の身長は173cmで日本人としては普通だと思いますが、大谷選手(193cm)や外国の選手と比べると小さいのかもしれません。でも、WBCでの打点王です。プロ野球選手を目指す人が体が小さいことを理由に諦める必要はないようですね。
近藤選手についてはメンタルトレーニングについての記事です。結果を出せないときにかつての近藤選手はベンチで大声で悪態をつきベンチの雰囲気を壊すくらいに感情を抑えることができなかったそうです。それは自分にとってもチームにとってもマイナスであると考えて、メンタルトレーニングをするようになったのだそうです。感情を抑える?ことと動体視力を養うトレーニングに力を入れた結果、今の打撃の天才と言われる近藤選手に変身を遂げたそうです。そう言えば近藤選手も171cmと野球選手としては大きな方ではありませんね。でも、2番を打ち出塁する数はダントツだったように思います。
お二人共、自分の長所と短所を知り研究して、自分に合った(必要な)トレーニングを積んだ結果、今の偉業を成し遂げたのだと思います。(お二人共、侍ジャパンが勝つために試合の流れを変えるようなヒットやホームランを打っていました。)
栗山監督の言葉
・大谷翔平を二刀流で成功させます
・ヌートバーを代表招集します、絶対みんな好きになります
・山本はメジャー選手をぶった斬るイメージしかない
・WBCは優勝しかない
・村上はこんな打者じゃない、すごい打者なんだと証明する
↑はどなたかのTwitterのものです。振り返るとまだまだありますが、栗山監督の言葉には本当に深いものがあるように思います。全部実現していて本当にすごいです。
なりたい自分(具体的目標)を言葉にする
言葉を発するときは肯定的に発する
(栗山監督の言葉も選手のみなさんの言葉も全部肯定的。〜する。〜できる。)
なりたい自分になるために、自分の長所・短所を知り、自分に合ったトレーニングを積む
これらはきっと、野球に限らずどんな分野にも通じるレベルアップのコツみたいなもの(成功の秘訣)なのだと思います。