桜切る馬鹿 梅切らぬ馬鹿

それってもしかして私のこと?

タイパ

タイパなぞ 良くなくたって いいよねと

       額紫陽花と 蝸牛とに

    『カクヨム』 そらきめぐむ

コスパとか タイパとかって かたつむり

                    岡野直樹

タイパ思想 最短距離を 目指すのは

     道草できず 人はすり減る

           てれんぱれん 

    2023.12.2 額紫陽花     

近頃、よく聞く「タイパ」という言葉、どうにも感じ悪い言葉だとは思いませんか?

「タイパ=タイムパフォーマンス」ですよね?

なんでもかんでも省略する風潮に抗いたく思っているときに、この「タイパ」。いかにも効率至上主義の象徴のようで、私には人間らしさの欠片も感じられない言葉です。

こんにちは、「タイパ」。

さようなら、「タイパ」。

と言いたい! ヾ⁠(⁠*⁠’⁠O⁠’⁠*⁠)⁠/

     2023.12.3 7時頃

例えば、イチローさんがバッターボックスに入る前や羽生結弦さんが演技に入る前のおまじないのようなルーティンは、心を整えるために必要な一連の動作だと思うのですよ。

どんな人にもそれぞれ違った形でそんな心を整える、あるいは気持ちを落ち着けるやり方があるのだろうと思うと、一律にタイパで測るやり方は、結果、トータルとしてショップなり企業なりのタイパや、そこで働く一人ひとりのタイパや回り回ってその国の人たち全体のタイパを下げていくことに向かうように感じているのです。