桜切る馬鹿 梅切らぬ馬鹿

それってもしかして私のこと?

『忙』という字 

韮を手に 

   持ってつれなき セルフレ

プレバト夏井先生添削後

         村上(マヂカルラブリー)

接触のレジより 薫風の空へ

 プレバト夏井先生添削後 八嶋智人        

たかがレジ されどレジなり 店の顔

           てれんぱれん

       画像AC

『忙しい』の『忙』という字は『心(忄りっしんべんは心の意味)を亡くす』と書くのです。

『忙しい』のは『心を亡くす』のと同じという意味ですよね。人や物事に丁寧に接する心の余裕を失うということですよね。

もうすぐ師走、買い物でお店の人から雑な扱いを受けて悲しい思いをする人がいませんように。また、人手不足で一人の仕事量が増えているお店の人に無理難題を言う客がいませんように。

レジの人から「〇〇円です。」と言われて初めてバッグから財布を出す高齢者を見て、若いときの私は「レジに並ぶ時点でカードや財布を準備していてよ!!」とイラッとしていました。今は、「〇〇円です」という言葉が、その高齢者の支払準備のスイッチを押すのだろうなぁと考えが変わりました。その高齢者に限らず、より高齢になるにつれ同時に多くの情報処理が難しくなり「一つ言われて一つの動作(答え)」というふうになっていくのが一般的なのだろうと考えるようになりました。予期しない事柄に遭遇すると反応のしかたを決めるのに時間がかかるようになるのだと思うようになりました。家族と生活しているのなら買い物は自分でしなくてもよくなるかもしれないけれど、独居の人はそれでも買い物は自力でしなければなりません。

レジをゆっくりレジと急ぎレジというふうに分けるわけにはいかないものでしょうか?

急ぎの人はセルフか急ぎのレジに回ってもらい、ゆっくりレジにはゆっくりさんや少し助けが必要な人も利用できるようにするわけにはいかないものでしょうか?独居の高齢者に限らず、ほんの少しの助けがあれば安心して買い物ができるのではないかとぼんやり考えるこの頃です。レジの無人化は、環境の変化に対応しづらい高齢者には苦行を強いることになりはしないか、引きこもり高齢者の増加に繋がらないかと心配でもあります。

明日は我が身!!

だれでも生きていればいつかは高齢者にはなるし、もしかしたら明日は障害者になる可能性だってあるのです。

ほんの少しの気遣いで人の不安を拭えるとしたら、それはした方が良いですよね。その小さな気遣いが回り回って犯罪抑止に貢献するかもしれないし。

     2023.11.14 7時頃

施せし【情は人の為ならず】 

おのがこゝろの慰めと知れ

我れ人にかけし恵は忘れても 

ひとの恩をば長く忘るな

           新渡戸稲造

意味は、

「情けは他人のためではなく自分自身のためにかけるもの。

よって、自分が他人にした良いことは忘れても良い。しかし、人から良くしてもらったことは絶対に忘れてはならぬ。」

という解釈が一番しっくりくると思います。

※【】内の部分が独り歩きして誤って使用されているようです。「情をかけることは人のためにはならない。」という解釈は誤りです。