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 2023.10.29 セイタカアワダチソウ

子供の頃、学校帰りに空き地や河原でセイタカアワダチソウをよく見かけました。近頃はあまり見かけないように感じます。子供の頃の自分より草丈が高く群生している様子は秋を感じさせる美しさもあり圧巻でした。

他を圧倒する繁殖力でしたし群生の様子を美しいと感じてセイタカアワダチソウの詩を書いたりしていました。後に外来植物でその繁殖力から環境省から要注意外来種に指定されていて駆除の対象になっていることを知りおどろきました。花粉を飛ばさない虫媒花であるのにブタクサと間違われて花粉症の原因だとの濡れ衣を着せられていたのですよ。でも、近頃は、花粉症の原因どころか入浴剤にしてアトピー性皮膚炎に効果のある薬草として注目されているそうです。

セイタカアワダチソウは近ごろはあまり見かけません。見かけたとしても草丈が昔よりずっと低いのです。調べてみました。基本的にはセイタカアワダチソウは日本の土壌では生育しにくい植物のようです。人の手が入り肥料になるものがある土地やモグラなどが生息しているところでは糞尿が肥料となるので、セイタカアワダチソウは繁殖するが、休耕田となり年月が経ったりモグラなどが駆除された土地では栄養不足となり育つことができないそうです。

昭和の時代がセイタカアワダチソウの全盛期だったのだそうです。あの黄色の花が土手や空き地を覆い尽くす壮観な様子はなかなか見る機会はなさそうです。

諸行無常、盛者必衰の理ですね。。

シミジミ  (⁠─⁠.⁠─⁠|⁠|⁠)

    2023.10.30 7時頃