野草には 自力で生きる 知恵がある
てれんぱれん
カタバミの花
カタバミも外来種です。大変繁殖力の強い野草で、地下に球根を持つ多年草です。ムラサキカタバミとは異なり種を跳ばして繁殖します(ムラサキカタバミには種はありません)。道端や公園やアスファルトの割れ目、コンクリートの隙間などに咲くかわいい黄色い花ですが↓の写真のように果実をつくります。形はオクラのようですね。中に種があり、このオクラのようなものは自力で弾けて中の種がポップコーンのように跳び出します。この種が跳び出す仕組みには驚かされます。弾けさせて遊んだことはありませんか?最大1m以上跳ぶそうですよ。
カタバミの花と果実
ムラサキカタバミの花
ムラサキカタバミもカタバミも日が差してしているときに花が開き、夕方には花は閉じ、夜には葉も閉じます(就眠運動)。まだ、日は沈んでいない17時時点でカタバミもムラサキカタバミも↓の状態です。曇りの日や日陰に入ると花を閉じるのでしょう。
17時 花を閉じたカタバミ
17時 花を閉じたムラサキカタバミ
カタバミもムラサキカタバミも夜になると葉も閉じます。↓は19時頃の写真です。わかるでしょうか?
19時頃 葉を閉じかけのカタバミ
19時頃 葉を閉じたムラサキカタバミ
カタバミにも「カタバミの駆除方法」という記事を見かけます。カタバミもムラサキカタバミも元は観賞用として外国から持ち込まれ栽培されていた植物が野生化したもののようです。
※環境省の生態系被害防止外来種リストには、カタバミもムラサキカタバミも掲載されていなかったように思います。カタバミ科では、オオキバナカタバミが「その他の総合対策外来種」としての記載がありました。もし、違っていたら教えてくださいね。