桜切る馬鹿 梅切らぬ馬鹿

それってもしかして私のこと?

台風のお話

災害の 記憶は活かし 被災避け

          てれんぱれん 

女優の松原智恵子さんが、昔、テレビのトーク番組でお話されたことが私の記憶から消えません。それは、伊勢湾台風松原智恵子さんのお父様が亡くなられたときのお話でした。智恵子さんのお父様は、大きな台風が来ているからと、雨戸を閉めようとして2階に上がり2階の屋根にでて雨戸を出していらしたそうです。そのとき強い風が吹いたのでしょうか、雨戸ごとお父様は吹き飛ばされてそれっきりだったそうです。

私自身は伊勢湾台風を経験してはいませんが、大きな台風が来たり来そうになったりすると松原智恵子さんのそのお話を思い出して、危険な場所には絶対に近づいてはいけないと心に強く思います。

川、海、アンダーパス、山沿い、崖、橋など雨が激しいときには、地盤が緩むので舗装された道路であっても危険ですね。近づかないことだと思います。車も30センチ以上の水深では動けなくなる可能性が高いそうですね。川も10分で水深は大きく変化するそうです。

先日、岐阜県出身の直木賞作家、米澤穂信さんが、釣りに出かけたままのお父様の行方がわからないと心配しているという記事を見ました。米澤さんはX(ツイッター)で情報提供を呼びかけていたようですが、14日のニュースでは、8/4から行方が分からなかったお父様が8/9に滋賀県の川沿いで?遺体で見つかり、ご本人だと確認されたとのことでした。

雨が続いているとき、台風が近づいているときに川に近づいてはいけないのに、釣りをしに出かけたのですね。川に慣れているので、危険だとはお感じにならなかったのでしょうね。残念です。

この夏、雨や台風のために亡くなられた方はどれくらいいらっしゃるのでしょう?慣れというのは怖いものですね。これくらいなら大丈夫、と判断が甘くなりそうです。

自然を甘く見てはいけないと思います。お互いに注意しあって、危険な場所は避けるように気を付けたいものですね。