Remember
生まれた時だれでも言われた筈
耳を澄まして思い出して
最初に聞いた Welcome
Remember
けれどもしも思い出せないなら
私いつでもあなたに言う
生まれてくれて Welcome
歌・作詞・作曲:中島みゆき
『誕生』より
画像AC
1/28午前(土曜深夜)・1/29午前(日曜深夜)にNHKで数話ずつまとめて放送された『透明なゆりかご』(主演 清原果耶)を観ていて、この歌を思い出しました。主人公は、産婦人科でアルバイトをしている看護師見習いです。(1/30午前 月曜深夜まで放送はあるようです)
私も出産の経験があるから思うのだけど、赤ちゃんが生まれたときは、ホントに自分のところに生まれてきてくれただけで人生最高の喜びだったと思います。だけど人間って欲張りだからそのうち生まれてきてくれてありがとうだけではなくなっていくのですね。
今日のお話『小さな手帳』は、主人公が小学生の頃の友達との思い出や発達障害を疑われたことや母親が厳しすぎて自分を嫌っていると思っていたことが、母子手帳に自分への愛に溢れた言葉が綴られていたことで、「人生の一瞬であったとしてもこんなにも人から愛されていた時間があったことがわかれば自分は生きていける」と思うようになる、というお話でした。
這えば立て 立てば歩めの 親心
ということわざがありますが、これは道歌(みちうた:先人が和歌の形で残した道德的メッセージ)の上の句で下の句があるそうです。
どんなものかというと、
わが身につもる 老いを忘れて
なのだそうです。
親子って難しいときもあるのかもしれないけれど、自分が親になり子育てをしてみて初めて気づくこともたくさんあるのでしょうね。
赤ちゃんは周りの人たちにしあわせをふりまく存在で、親は子供が2歳くらいまでの間に一生分のしあわせをもらっているような気がします。
2024.1.29 7時頃